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Satsukiyama DAYZOOは、2025年11月に開催された「ウォンバットだけの動物園」に続いて、2026年5月に「ウォンバットだけじゃない動物園」を期間限定で開催。ウォンバットエリアに加えて、エミュー、ワラビー、ヤギ、ヒツジが暮らすエリアを開園します。DAYZOOの建築を手がける岩瀬諒子さんに、今回オープンするエリアの環境づくりについて語っていただきました。
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環境づくりで意識したのは、動物たちの個性を引き出したり、限られたエリアをうまく活かして、できるだけ広くのびのびと暮らせること。それぞれの動物が持っている身体や行動から、それぞれに最適な空間を考えていきました。ウォンバットはもちろん、ほかにも魅力的な動物たちがたくさんいますから、みんながスターになれたらいいなと思っています。
たとえば、走ることが得意なエミューには、ぐるりと回れるトラック状の広場を計画しています。エミューは走鳥類と言って、走っているときの姿がとにかくかっこいいので、その動きが自然と引き出されて、きちんと見えるような場にしたいと考えました。直線ではなく周回できるかたちにすることで、スピードに乗った動きが生まれやすくなります。

一方で、ヤギは高い場所に登ることを好む動物です。そのため、登って遊べる緑化屋根を設けてパドック面積を増やしています。屋根の上に上がること自体が日常の行動として見えるような環境にしていて、将来的には空中を移動できるブリッジのようなものも検討しています。

DAYZOO全体のコンセプトとして、動物たちがのびのびと暮らせること、動物と人や動物同士がともに心地よく共生することを掲げています。「混合飼育」の考え方を前提に、今回オープンするエリアでも、動物同士の関係や、人との関わり方について大切に考えています。
※「混合飼育」の考え方について書かれた記事はこちら
ともにオーストラリア出身の動物、エミューとワラビーは、野生環境で自然に共存している動物です。DAYZOOでも空間を共有する設計にしていますが、エミューの方が強い動物と言えるので、いざというときにワラビーが自分の意志で退避できるプライベートスペースも設けています。柵の幅を調整することで、ワラビーだけが出入りできる想定の設計にしているんです。共生しながらも、安心な環境にしておくことが重要だと考えています。
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また、エミューのエリアに隣接するかたちで、窓のあるライブラリーも計画しています。動物のいるパドック側から目の前の動物の暮らしを見ながら本を読んだり動物を観察することができ、動物と人の共生の第一歩になるような場所にしたいと思っています。窓の先にはエミューだけでなく、その奥にヤギや人の姿も重なって見えて、「ともに生きること、暮らすこと」を感じられる景色になります。物理的な共存だけではなく、景色として共生を感じられることも、意識しているんです。

さらに将来的な話ではありますが、もしかしたら人のエリアにヤギやヒツジが出てきて、境界がもっとほどかれていくこともイメージしています。動物にとっても、人にとってもストレスになることはよくないので、様子を見ながら徐々にではありますが、心地よい共生のあり方を見つけていきたいですね。

今回オープンするエミュー、ワラビー、ヤギ、ヒツジのエリアと、ウォンバットのエリアで共通して目指しているのが、「動物たちが、それぞれの個性や生態に合わせて、よりのびのびと暮らせること」「動物と人、動物同士が心地よく共生すること」。この考え方を、DAYZOOの大きなコンセプトとして、引き続きリニューアル工事を進めていきます。
2027年に予定している、フルオープンに向け、エントランス付近の動物たちのエリアの設計も進めています。予定しているのは、入園すると、日常で身近な小さな動物が出迎えてくれて、奥に進むにつれてオーストラリアに生息する動物へとつながっていくような体験。その中で、動物たちそれぞれの個性や魅力に触れて、動物と人の関係が少しずつ深まっていくようなプロセスを、この場所でつくっていけたらと考えています。
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