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猪名川流域生態調査②
草むらの昆虫たち
#地域のこと
日が傾くと少し肌寒く感じる季節になりましたね🍁
今回は「いなプロ(猪名川自然再生プロジェクト)」への参加報告です✨
今回のプログラムは
【草むらの昆虫たち〜昆虫採取〜】。
猪名川の河川敷で、身近に暮らす昆虫たちの調査を行いました!

🕸️いざ!虫取りスタート!🐛
網を持って、できるだけたくさんの種類を捕まえることを目標にスタート!
捕まえた昆虫は、暴れて傷つかないようにジップロックに入れて大切に保管します。

虫取りが初めてのスタッフも、チョウやバッタを見事にゲット!
年齢に関係なく、みんな夢中になって草むらを駆け回りました🌿

約1時間の採取を終え、次は観察タイムです。🔍
講師の先生に教えてもらいながら、まずは昆虫を「完全変態(成長の途中で蛹になる)」と「不完全変態(蛹にならない)」に分けてみました!

🦋 チョウの仲間たち🦋
見た目も華やかで人気の高いチョウたち。

今回は
・モンキチョウ
・キチョウ
・ナミアゲハ
・ジャコウアゲハ
などを採取しました!
中でもジャコウアゲハの幼虫は、“ウマノスズクサ”という特定の植物しか食べないため、限られた場所でしか見ることができません🌿
🐝 そのほかの昆虫たち🕷️
ハチやアブ、カメムシなど、さまざまな種類の昆虫が見られました。

そして秋といえばトンボ!
一見アカトンボのように見えるこの子、実は“ウスバキトンボ”という種類です。
一般的に“アカトンボ”と呼ばれるトンボは、“アカネ属”のトンボを指します。
🦗 バッタの仲間たち🦗
バッタの仲間は大きく2つに分けられます。
⭐︎キリギリスの仲間(触覚が長い)
⭐︎バッタの仲間(触覚が短い)
中でも、みんな大好きなトノサマバッタも発見🦗!

さらにオンブバッタも多く見られましたが、ほとんどが“アカハネオンブバッタ”という外来種でした。
現在は関西でのみ確認されていますが、生息域を広げつつあり、在来種との交雑も心配されています💦
〜今回のまとめ〜
今回の調査では、なんと29種類の昆虫を採取!
捕まえた虫たちは最後にリリース!

それぞれの生き方や食べるものもさまざまで、知れば知るほど奥深い世界でした。

多種多様な虫たちが心地よく生きられる環境を守っていきたい。
そんな思いを改めて感じた一日でした✨
そして、最後に一言。
「昆虫の種の同定(見分け)」は本当に難しい…!💦
奥の深い昆虫の世界に、ますます惹かれてしまいそうです🐞